2006年01月27日

【恐怖】エレクトーン演奏会

まだ20歳そこそこのころの話。

「いっしょに演奏会にいかないか」

一瞬、わが耳、目を疑った。

さそってくれたのは会社の先輩で、仕事のできるスーパーマンだった。

「友達にチケットもらったんだ」

頭脳明晰で一見これはピンチということも諸葛亮孔明の大論陣のごとく切り替えす。われわれ(元)若い衆の憧れの的だった。



まさか自分に声がかかるとは・・・2つ返事でOKしていくことにした。

演奏会当日、会場の人を見てビックリ!!

「アマチュアのエレクトーン演奏会」にこんなに大勢きてるのか・・・

ユースオーケストラ時代に、1枚2000円のチケットを10枚売らされるハメになったのだが、誰も買ってくれなかった。

(タダだとこんなに人がくるのか。それともココが東京だから?それにしてもアマチュアのエレクトーンってそんなに聴きたいものなのか)

会場の中には横断幕などもあった。

プログラムが変わっていた「我々は、この日のために狂うか、解脱できるかの合宿を敢行した。」    ぷっ、こりゃ面白い。観音様の絵なんかが描いてある。

こういう面白いノリがお客を捉えているのだろうか?

幕があくと大袈裟に設置されたエレクトーンが数台。

演奏者なのか白いローブを着た連中がズラリと並んでいる。

(こりゃ、凝ってるわ、わくわくしてきたぞ)

そこへ不精ヒゲのルンペン風がマイクを持って登場。

「うっひゃー、コジキ登場か?」

この私のセリフには冷たい空気・・・・・・・・・・・・・・面白くなかったのか、ガッカリ。

その時先輩が私に言った。

「知らないの?麻原彰晃っていって有名な人なんだよ。ムーとか読まないの?」

口調が責めている。1+1の答えもできないのか、みたいな。このお方は人格者なんだ、お前はなんて馬鹿ったれだと。

この時は選挙に出る前でぜんぜん知らなかった。自分の身の前にせまった不幸も。。

「みなさんアストラル音楽の世界へようこそ。」

講釈がはじまった。(演奏しろよ!早く)

要約するとこうだ。

この麻原とかいう男は「天界」の音を聴くことができて、その組み合わせで音楽をつくったとかいっている。その天からの音楽を聴かせてやろう・・と

ちっ。。現代音楽かよ。こりゃ苦痛だ。

常々、「芸術の自由」「表現の自由」をかさにきたインチキ音楽。つまり、バイオリンを消しゴムで弾くだとか、無音状態の観客の反応だとか、こんなものに眉をひそめていた。

なかなか演奏が始まらない。

ついにこのルンペン野郎は(当時は立って歩いてピンピンしてましたぜww)人間の体の図解を広げ、

「ここがムーダナーラチャクラ、ここを開発するとあぐらをかいたまま宙に浮ける」

「ぎゃっはっはっはっはっはっ」

てっきり、笑うとこかと思ったが、周囲の反応が冷たい。

俺って情緒不安定?

だけど、こんなことを大真面目に言ってるのを聞いたら誰だって笑うでしょ。

麻原「それではマントラを唱えます。オーーームッ」

会場「オーム」(低い声で、両手を口に当てて)

体に冷水をかけられた思いだ。今わかった。コレってなんかの宗教デスネ。

半年前の苦い思い出(いつか語ります)がよぎる。マジ勘弁。

まわりの目が冷たかったのは冗談がつまんなかったんじゃない。

まわりは全員「氏ね」とおもっていたのだ。この私に・・・・

 

 

アストラル音楽とやらが始まった。

あまりに稚拙。めちゃくちゃのハチャメチャのすってんてん。

今までどんな酷いものを聴いても、演奏の途中で会場を出るなどということは無かったし、そんな非常識なことは一生できないと思っていたが、我慢ができない。ちなみに「本物の現代音楽は」我慢して聴いたことある。

しかもこれはなんかのインチキっぽい・・先輩に教えなきゃ。

「先輩、これは我慢できません。帰りましょう」と立ち上がったその時。

 

「もう少し聴いていこうよ。も う す ぐ 意 味 が わ か る よ 」

がしっと腕を握られ、上目遣い

ぎゃーっ。先輩は、私をこの変な宗教に入れようとしてたのだ〜。

だだだだだだだだと逃げるようにホールを出る。すると

「アストラル音楽。1万円」とカセットテープを売るコーナーがある。

やばばばばばばばばばば

に、にげろ〜。

このとき躊躇しなかったのが勝因。

半年前の身の毛のよだつようなあの経験があったから・・・・・

【これはまたいつか近日中公開】

 



birindelli at 23:41│Comments(2)TrackBack(0)この記事をクリップ!ちょっと思い出 

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この記事へのコメント

1. Posted by ひこぴー   2006年01月29日 19:12
以前の職場の先輩で、私が憧れた人もそうです。

当時先輩は結婚されておりご主人を大変大切にされてて、
私ら後輩のこともすごく良くしてくださった。
当然、上司からの信頼も厚い。そして品があって美しい。
同じ女性として見習いたい人でもあったのですが、、、

退職後、何年も音沙汰がありませんでした。
仕事帰りに駅の乗換えの時に偶然お会いしたんですが、
「これも何かの縁だから」と言われ、その後にお食事を
することになったのですが、その席でいきなり勧誘。
離婚後、宗教にハマってしまわれたようなのですが、
以前の生き生きとした表情は影も形も…。
憧れてた人だっただけに、ショックは大きかったです。

もちろん断っていますが、たまに電話がかかってきます。
電話番号変えようかと、、、orz
2. Posted by さざえさん   2006年01月29日 20:25
うむ、それはオーアールゼットですなwww

カルト教団は心が弱くなった時に、しのびこんできます。

おきをつけあれ

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